【1月31日公開!】映画『マエストロ!』先行レビュー。確かなメッセージ性を持つ良作。
1月31日に公開予定の映画『マエストロ!』を見てきました。先行試写会に参加したので、公開前に見ることができました(ラッキー)。
内容をレビューとか感想を書いていきます。ネタバレあります。
マエストロとは。
若きヴァイオリニスト香坂のもとに、解散した名門オーケストラ再結成の話が舞い込む。だが、練習場は廃工場、集まったメンバーは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たちと、アマチュアフルート奏者のあまね。久しぶりに合わせた音はとてもプロとは言えないもので、不安が広がる。そこに現れた謎の指揮者、天道。再結成を企画した張本人だが、経歴も素性も不明、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す。自分勝手な進め方に、楽団員たちは猛反発するが、次第に天道が導く音の深さに皆、引き込まれていくだが、香坂は名ヴァイオリニストだった父親が死んだ裏には天道が関係していた事を知り、反発を強めてしまう。あまねのひた向きに音楽に取り組む姿勢を目の前にしながらも素直になれない香坂。
そして、迎えた復活コンサート当日、楽団員たち全員が知らなかった、
天道が仕掛けた“本当”の秘密が明らかになる――。
はい、長いですね。ざっくり簡単に言うと、
「下手なオーケストラが奇想天外な指揮者とかみんなが頑張って上手なオーケストラになってく話、あと秘密もあるよ」
です。本当にざっくりですよ?
あと、もう一個ざっくり言うと、『のだめカンタービレ』の序盤に似てます。「弱小オーケストラ」「奇想天外な指揮者」「イケメン秀才主人公」「天然ヒロイン」と四拍子揃ってます。ただ主人公とヒロインの恋愛は、今回の映画では描写はなかったですけどね(のだめでは絡みまくり)。
で、どうだったのか。
簡単に一言で表現すると「まーまー良かったかな」です。
なぜこの評価に至ったのか、説明していきます。
”立ったキャラクター”
キャラクターは、どの人も一癖も二癖もある印象で、とても”立って”いました。主人公の香坂真一役の「松坂桃李」(ヴァイオリン)さんはクールな求道者を、天道徹三郎役の「西田敏行」(指揮者)さんは奇想天外で時に真剣なキャラクターをしっかりと演じられていました。
特にヒロインの橘あまね役の「miwa」(フルート)さんは初めての演技にも関わらず、キャラクターの天真爛漫さと方言を見事に演じていたように思います。他の出演者の方々も、本当にキャラが立っていました。
割りと普通のストーリー。
普通のストーリーでした。
あらすじ読んで少し妄想したら、ほとんど分かってしまうレベルじゃないでしょうか。伏線の貼り方に問題があるのか、起伏はあるのですが、特別予想外というわけでもなく、あーそーなるかもなーって感じです。
ふつーに面白くて、ふつーにイイ話なんですが、特別ストーリーが優れているわけではないと僕は感じました。
説明不足? 細かいストーリーの破綻。
・コンサートのチケット売れなくね → なぜかコンサートは満員
・満員(?)らしいコンサートの客 → なぜか指揮者の妻一人に(帰らせたの?)
などなど、他にも細かい所で気になる点がありました。大枠のストーリーはつながっているのですが、細かい所ではつながっていな感じ。人によっては気にならないのかもしれませんが、僕は結構気にする方です。
少なくとも緻密に伏線が散りばめられた映画ってタイプではないです(ってそれは予告を見れば分かるか)。多分、緻密というより丁寧さに欠けているような気がします。
天籟(てんらい)が物凄かった。
ここは本当に物凄かったです。
「天籟(てんらい)」とは映画の中で出てくる、おそらく主題となる単語です。「音のない音、静寂の中宇宙から降り注ぐ音」という意味でこの作品では使われています(あまり一般的な意味では無いようです)。
簡単に言うと、「演奏が終わった後の余韻に聞こえる素晴らしい音」ってことです。この「天籟」は本当に集中し、没頭し、生涯でこの演奏が最後って思って演奏した時にしか聞こえない音なんだそうです。
映画の最後にシューベルトの「未完成」が演奏されます。主人公(松坂桃李)の原体験(父親のヴァイオリンの音)や、練習の中で指摘された「毛三本で弾く」のシーンなど映画で表現された様々なシーンがこのコンサートシーンで想起されていました。それまで体験してきた様々な出来事を踏襲しながら、「天籟」という一つの糸に集約されていきます。
オーケストラの最高の演技を見ながら、指揮が終わってゆっくりと天井に向けたブラックアウト。そこから写される主人公(松坂桃李)のと指揮者(西田敏行)恍惚とした表情は凄かったです。僕にも映画の中の人と同じように「天籟」が聞こえた気さえしました。
画面構成と演技が見事に相まり、それぐらいの凄みがあったのです。
そもそもこの映画が重視していたのが演奏シーン、特にコンサートのシーンだったようで、先に上げたストーリーや、その繋がりなどは大切な点ではなかったのかもしれません。
というわけで、僕なりには「まーまーよかったかな」という評価に至りました。「天籟」は凄かったけど、ストーリーの単純さや繋がりなどはやっぱり気になったので。でも、なんだかんだオススメします! 前売り券を買うとおトクみたいですよ。
劇場情報や、ストーリー、キャスト、動画(予告等)などがまとまっています。プロダクションノートは必見。
・映画『マエストロ!』公式サイト 2015年1月31日(土)全国ロードショー
最新情報が投稿されています。インタビューなんかも地味にありますね。
最新情報がつぶやかれてます。実際に見た人の感想をリツイートしているので、参考になるかも。
・映画『マエストロ!』 (@maestro_2015) | Twitter
さてさて、映画を見たら原作の漫画。読んでみたくなってきました。割りと絵も好きかも。
「天籟」がどのような表現をされているのかは、かなり気になりますね。
ではまた。
車のバッテリーが上がったけど何とか解決。焦燥、羞恥、安堵、んで猛省。
新年早々やってしまいました……。今回は車のバッテリーを上げてしまい、四苦八苦しながらも何とかなったというお話です。
あれ? 前回にも似たようなタイトルの記事がありましたね。
上の事件から一ヶ月が経過していないことを考えると、本当に自分は大丈夫なのかと心配になってしまいます。一度人間ドックに入ったほうがいいかも……。
はじまり
年始、ブックオフの20%OFFセールで本を買えてホクホクしながら車に戻ってエンジンをかけようとするんですが、うんともすんとも言いません。おいおい、なんなんだよこれと思いながら何度もキーを回したのですが、かかりません。
あれ? これってバッテリーが上がったんじゃね? と思った僕はどこかつけっぱなしにした何かが無いかと捜しはじめました。原因はすぐに分かりました。外のランプがつけっぱなしだったのです。
立体駐車場を運転中、光が入らず大変暗い場所があったので(かつ年始が人通りが多い)ランプをつけました。そして、止めたのは立体駐車場でも光の入る明るい場所。つまり、暗い場所でランプをつけ、明るい場所に停車したので、ランプが点いていることに気付かなかったようです。
僕はあせりました。車関連で一騒動起こしたばかりなのに、またかよと思いとにかく焦りました。前回の脱輪も初めての経験でしたが、今回のバッテリー上がりも初めての経験でした。
対応
まず、ネットで対処法を簡単に調べます。その後親に電話して対応策を検討しました。選択肢はそんなに多くありません。
①周りの人に電気を分けてもらう。
②JAFを呼んで電気を分けてもらう。
③家族を呼んで電気を分けてもらう。
まず選択肢②は消えました。僕がJAFに入ってなかったからです。僕の名前があまり一般的でないのもあり、登録されているかを確認するのにやたらと時間がかかりました。
(バッテリーブースターケーブルは車の中にありました。探すのに手間取りましたが)
選択肢①は僕自身やったことがなかったので、とても不安でした。しかも、年始で車の往来が激しく、電気を分けて貰えそうなのは両隣の二台の車だけです。なので、①と③を同時に行うことにしました。
そんな話しを家族としてから何分かすると、隣の車の方がショッピングを終えて帰ってきました。頼んでみると、本当に快くOKしてくれました。しかし、バッテリーに関しては何も分からないとのことだったので、僕のネットで得た知識が頼りでした。
(現状)
ネットで得た内容は
①ボンネット開ける。
②(バッテリーブースターケーブルを)バッテリーが切れた車のプラスに繋ぐ。
③供給車のプラスに繋ぐ。
④バッテリーが切れた車のマイナスに繋ぐ。
⑤供給車のマイナスに繋ぐ。
⑥供給者のエンジンを入れる。
⑦3分程してからバッテリーが切れた車のエンジンを入れる。
⑧エンジンを切らずに(バッテリーブースターケーブルを)つけた順番とは逆に外していく。
これくらいでした。
実行
まずお互いの車のボンネットを開けました。そして支えを出して、開いた状態を保ちます。隣の車はすぐに出来たのですが、僕の車は支えがいくら探しても見つかりません。それどころか、プラスマイナスのバッテリーが見当たりません。ネットの状態と違うので焦りました。
家族に電話してみると、この車は前部座席の下にエンジン・バッテリーがあるとのことでした。助手席を開け、プラスマイナスのバッテリーを発見。一安心でした。しかし、安心もつかの間。
ケーブルが届かないことが判明。
(ケーブルの流れの予定。)
(現実。ケーブルの長さが足りない!)
勘弁してくれよと思いながらあたふたしていると、「5mのケーブルあるよ」と全ての事情を察したかのように、おじさんが声をかけてくれました。
(ケーブル足りた!)
おじさんは本当に手慣れており、ケーブルを持つとすぐに供給車にケーブルをプラスマイナス両方とも繋ぎ、バッテリー切れ車にも繋ぐよう促しました。あれ? ネットに書かれていた順序と違う? と思いながらも繋ぎました。
そして、供給車のエンジンを入れました。3分程待ってからエンジンを入れようと思っていたら、おじさんが「もういれていいよ」と言うので、エンジンを入れました。かかりました。何もかもネットと違うので頭の中は「?」だらけになっていました。
エンジンが入り喜びつつも、二人にお礼をしなければと、エンジンを切り、車を降りました。もう一度言います。
エンジンを切り、車を降りました。
(当たり前ですが、エンジンを切ってはいけません)
「なにやっとるんや」と呆れられつつも、もう一度同じ作業をしました。人って予想外の事態には弱いものですね。
終わり
そんなこんなで何とかなりました。今回の教訓としましては、
①自分の運転する車の概要くらい知っておけ。
②バッテリーブースターケーブルは長いモノを。5mくらい。
③とりあえずプラスマイナスに繋いでエンジンかければなんとかなる。
④みんな優しい。
こんな所でしょうか。
ケーブルは5mをマジで推奨します。本当に。

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というわけで、助けて頂いたお二方、本当にありがとうございました。今度、バッテリー上がりで困っている方がいれば、きっと助けることができると思います。そんなこんなで巡っていくんだろうなぁ。
ではまた。
ブログは続ける。でも、更新ペースは落とすことにした。
いきなり更新しなくなってしまい、すみません。理由は2つで、選挙関連で記事を書いていたら泥沼にはまってしまったことと、単に忙しかったからです。
そう、ここ数日忙しいです。僕は1つの記事を書く時間が遅いので、毎日ブログを書き続けていくことが難しくなってきました。なので、更新ペースを落とすことにしました。
目安としては最低、週に1つ記事を書いていきたいと思っています。最低基準なので、実際はもう少し多めに更新すると思います。
一応の目標である一ヶ月更新し続けることを突破したこともあり、ブログを止めようと一瞬思いました。でも、ブログで記事を書き続けることは本当に魅力的で、それはたった一ヶ月ブログを続けただけでも実感出来ました。この魅力に関してはまたいつか書けたらと思っています。
毎度毎度の更新を楽しみにしてくださっている方がいらっしゃったら、申し訳ございません。また、しばらく更新しなかったこと、通知しなかったことも申し訳なく思っています。こんなブログですが、今後もお付き合いして頂けたら幸いです。
ではまた。