ひびひびもんもん

日々日々悶々と書き散らしながら

「ずっと ずっと 卑怯じゃない人間になりたかったんだ」という言葉に心底共感した。『ちはやふる』(末次由紀)より。

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タイトルの言葉は、漫画『ちはやふる』の「真島太一」のセリフです。

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(アニメ公式サイトより)

真島太一はヒロインである「綾瀬千早」に小さいころから恋していました。恋のライバルである「綿谷新」と花札で対決する直前、太一は相手のメガネを隠します。大好きな千早を新に取られたくない(良いところを見せたい)。その一心から起きた行動でした。

 

結局、新に太一がメガネを隠したことがバレてしまいます。その時、太一は千早には言わないでくれとお願いしました。その後、ちはやには長い間知られずに済んでいました。高校3年生になって、太一は千早にその罪を告白します。「ずっと ずっと 卑怯じゃない人間になりたかったんだ」と言って。

 

 

あんまりブログで書くべき内容じゃないのかもしれませんが、僕は僕自身が結構卑怯な人間なんだと思っています。大したことじゃない(と思われる)ことで、辺に卑怯な行動をとってしまったことが何度かあります。

 

卑怯な行動も、その後の行動で周りに「愛好を抱かせる卑怯な行動」と「嫌悪を抱かせる卑怯な行動」に別れてきます。僕は卑怯なことをするくせに、その後の行動が尋常じゃなく下手です。しかも嘘をつく、つき通すのも下手なので卑怯な行動の全てが、周りに嫌悪を抱かせる内容になってしまいます。

 

僕は何で卑怯な行動をとってしまうのだろう、それをどうして下手くそな隠し方をしようとしてしまうのだろう。そんなこんなで、僕自身悩んでいました。

 

そこで冒頭の太一のセリフと出会ったのです。「ずっと ずっと 卑怯じゃない人間になりたかったんだ」。このセリフは自分自身の卑怯さについて悩んでいた僕に、とても深く突き刺さりました。

 

好きな人を思うあまり卑怯な行動をとってしまった太一と、自分のために卑怯な行動をとる僕とでは本当に雲泥の差がありますが、卑怯じゃない人間になりたかったという願いは同じ気持なんじゃないかと思います。

 

 

これだけ共感させる『ちはやふる』の表現力も流石だなと関心させられました。それはちはやふる』の作者である「末次由紀」さんご自身がそれだけ「卑怯」というテーマについて考えていたのではないかと思うのです。

 

末次さんは過去に作画のトレース問題で漫画家としての活動を休止しています。そして、再開後初めて書いた作品が『ちはやふる』です。太一の告白は、作者ご自身の声を重ねた内容だったのかもしれません。想像ですけどね。

 

「過去に犯した間違いというものがあり、自分はまだこういう場に出て行けるような人間ではない。一生懸命マンガを描いていくことでしか恩返しはできない」賞を受賞した際はこのようなコメントも残しています。

 

マンガ大賞2009発表!大賞は末次「ちはやふる」 - コミックナタリー

 

 

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「ずっと ずっと 卑怯じゃない人間になりたかったんだ」

 

末次さんや太一のように、僕も心の底からそうなりたいと思うし、今後そうあれるように努力していきたいと思っています。

ではまた。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

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ちはやふる(26) (BE LOVE KC)

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