【卒業設計】短期間で何かを成し遂げる際に重要なのは、「現状認識」と「目的設定」でしょ。
上の記事でも書いたとおり、二カ月弱で卒業設計を終わらせなければなりません。
二カ月弱という時間は大変短いです。このような短い時間で物事を終わらせるには「現状認識」と「目標設定」、さらに2つから導き出される「大雑把なスケジューリング」が重要となってくると思っています。
僕の卒業設計の現状を参考に書いていきます。
日程(現状認識)
12月2日(火)11:00・・・・・・今現在。
12月9日(火)17:00・・・・・・担当教員にある程度のモノを見せれるように。
12月16日(火)17:00・・・・・・簡単な概要提出(点検目的)。
1月中旬(水)17:00-17:30・・・概要提出。
1月28日(水)17:00-17:30・・・本論(成果)提出。定期試験のレポート扱い。
2月上旬 13:40-14:10・・・・・・発表データの提出。受講ノート扱い。
2月上旬 9:30-15:10・・・・・・・口頭発表会。発表。
※12月22日〜1月5日・・・大学休み
書いてるだけで頭が痛くなってきます。
ただ、どれだけ頭が痛くても日程を正確に認識することを避けてはいけません。時間が潤沢にあるならまだしも、それなりに無茶をして設計行為を行うというのだから仕方ないです。特に、建築の卒業設計という分野では、論理的思考プロセスが根源であり重要となっくると思っています。
見落としがちですが、自分が作業する空間(例えば大学)の使用できる期間もしっかりと確認しておいてください。
比較認識(現状認識)
通常、建築学科では一年間を卒業設計の時間に費やすことができます。大学によって前期の論文が必修なので期間が半年になります。僕の卒業設計の場合はさらに厳しく二ヶ月しかありません。日数にすると約、
300日(通常) 150日(短い) 60日(今ココ)
このような現状を認めること、普通に進める人達と自分自身のギャップを正確に認識することが大切です。自分がどれだけ頑張らないと不味いかが一目で分かります。
やらなければならないこと、譲れないことを列挙(現状認識)
多くの人は、卒業設計以外にもやることがあります。学費や食費を払うためアルバイトをする方や、前々から企画していた旅行などいろんな方がいると思います。それをとにかく列挙し、削れるものは削ります。
僕の場合は卒業記念の委員会や、建築家の手伝い、それにある程度健康的に過ごすことなどを挙げました(建築学科の卒業設計では連日徹夜はザラにあります)。
目的/目標(目標設定)
・2015年3月に卒業すること。
・論理的に、計画的に卒業設計を進めること。卒業設計を自分自身でコントロールすること。
・自分自身が結果に納得できること。でも、自己満足に終わらないこと。
まず、一つの大きな目的が卒業することです。これを設定することで大学側が決めた提出期限を絶対に守る必要が出てきます。素晴らしい作品を作ることだけが目的なら、期限を守る必要はないということです。
また、建築学科の卒業設計には「卒業設計日本一」や「JIA」などの卒業設計の作品を競い合うコンテストがあります。そこで上位を狙うために作品を作るのであれば、守るべきパターンが存在しますし、学校の発表が終わった以降も作品を作り続けるという選択肢が出てきます。
ようするに自分のゴールはどこなのかってことですね。
大雑把なスケジューリング
ここまでの「現状認識」と「目的設定」から導き出すことができます。具体的な作業をチャート化し、そこに大雑把に自分の日程を当てはめます。今回は『卒業設計コンセプトメイキング』(松本裕)のチャートを使用させて頂きました。
大雑把ですよね。でも、それが大切だと思ってます。特に建築の卒業設計では予想外の事態が多々起こりますし、アイデアが固まるまでの時間も人それぞれです。大雑把に決めることで、ある程度ゆるく自分自身の現状を認識しながら作業を勧めることができます。
短期間の場合、時間がありません。でも、ある時間をしっかりと有効活用すれば短い時間でも目標を達成することができると思っています。上のチャートで参考にした『卒業設計コンセプトメイキング』は卒業設計を進める上で大変役立つ知見を提供してくれる良書です。建築学科の方は是非読んでみてください。
というわけで、これから敷地調査に行ってきます。。。
ではまた。